進学相談会に参加しよう!② さいたま市の塾 躍進館

4. 近々の目標,やるべきことが見えてくる

 各私立高校を推薦入試で受験するときには,「推薦基準」があります。基本的には,中学3年生の1学期又は2学期の通知表の成績が「推薦基準」に該当します。通知表以外にも,模擬試験などの結果で判断してくれるところもあります。また,それ以外にも受験生の日頃の努力(英検・漢検や部活動,生徒会など)をみて,評価してくれる学校も多いです。
 それらの項目を知ることによって,目標や今後のやるべきことがわかっていきます。もし,行きたい高校が見つかった場合は,目標が明確にわかりますので,その目標を突破するためにやるべきことがわかってくると思います。早めに知ることで,対策する時間を人よりも多く取ることができ,優位に受験を進めることができます。

5. さまざまな質問ができ,通うイメージができる

 せっかくの相談会です。パンフレットをもらうだけ,先生のお話を聞くだけで終わらせるのはもったいないです。自分に合う学校がどうか質問をしてみましょう。先ほども申しましたとおり,進学相談会に参加する私立高校の先生方は,入試を担当している先生です。高校のほぼ全てを知っていますし,生徒の質問対応が上手な方々です。質問の答え方や雰囲気から,その学校の先生のイメージをして見るのもありだと思います。ただ,どんな質問をすればよいか,思いつかない生徒も多いと思いますので,いくつか質問例を見ていきましょう。

〜よく説明会で聞く質問例〜

① 教育理念(どういう生徒に育てたいか,学校の特徴など)

② 授業や課外講座の実情
③ 学校の雰囲気(どういった生徒が多い,毎日の生活の特徴)
④ 学校行事(修学旅行や文化祭など)
⑤ 部活動の活動状況
⑥ 学食の有無
⑦ 進学状況の詳細(コース別大学進学や受験方法)
⑧ 費用面

  上記の質問以外でも,自分もしくは親御さんが気になったことがあれば,どんどん質問してみましょう。

6.高校に自分の名前を覚えてもらう

 この項目は,勘違いを生まないように気をつけてもらいたい部分でもありますが,受験に向けて心配事をもっている受験生も多いと思います。その心配事を解決していくのが,進学相談会や学校説明会の目的の一つであるのですが,その中で,高校の先生に自分の顔を覚えてもらうことができれば,説明会などで訪問したときや,縁があって入学した後に,声をかけてもらえることがあるかもしれません。また,高校によっては,受験生一人ひとりに担当(担任)をつける学校もあります。受験に合格するまで,入試制度でわからないことを質問できたり,さまざまな対応をしてくれる場合もあります。

 ただし,名前を覚えてもらったから,入試本番で特別な配慮が得られるという訳ではありません。その点は勘違いされないようにご理解のほど,よろしくお願いいたします。

7.最後に

 受験する高校は,全て通学する可能性がある学校です。入学後に「こんなはずではなかった!」とならないように,実際に学校に足を運ぶことを忘れずにしましょう。学校の雰囲気や通学時間などは,実際行ってみないとわからないです。学校説明会などに参加して,「やっぱり,私の通う学校はここだ!」となる場合もあれば,「イメージは良かったけど,ちょっと何かが違った」と思うこともあります。夏休みから始まる学校説明会や体験入学に早めに参加し,志望校選びをさらに加速していきましょう。

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