脳は小学生までに成人の90%以上の大きさに成長してしまうそうです。
カラダより脳のほうが先に成熟するのですね。
小学生のうちにスポーツでカラダを鍛えるのも大切ですが、
カラダの前に、脳が育ち切ってしまうのですから、
脳にも良いことをすることを私はお勧めします。
このことを知っている保護者の方々は
詰め込みの勉強ではなく、
脳に良いことをいろいろさせています。
この差が中学以降にかなりの差になって出てきます。
どんな差になるのか、まず見てみましょう。
小学校3学年を過ぎると、
「先生の言っていることがわからない」と
言い始める子が増えてきます。
先生の説明が下手で、
本当にわからないのかも知れません。
でも、先生の指導力を疑う前に、
お子様の理解力が劣っていることも疑ってみてください。
学年相応に育っていない可能性にも目を向けてみてください。
先生の説明で わかっている生徒と わからない生徒がいる
のであれば、理解力不足を疑うべきだと思います。
公立小学校で行われている勉強は 基礎・基本が中心です。
理解力・思考力を伸ばしてくれる勉強はあまりなされていません。
そのため、小学校以外で理解力・思考力をきたえる学習を
していない場合、学年相応に育っていない可能性が
十分にあり得るのです。
公立小学校で行われるテストは
基本の定着を確認するテストです。
点差をつけて順位を出すために
難しくしたものではありません。
誰もが高得点が可能なテストになっています。
ですから、保護者のみなさまが点数だけを見て、
理解力の格差に気づくことは まずありません。
おそらく、 80~100点を取ってきているので、
皆さんも安心していらっしゃると思います。
でも、その裏でかなりの理解力の格差が
生じてきています。
塾で教えているとわかるのですが、
高校生レベルの内容を理解できてしまう小6が
いらっしゃったり、
小3レベルの内容を理解できない小6が
いらっしゃったりします。
学年で言えば6年間以上の格差が
小学生のうちに出来上がっています。
ものすごい理解力の格差です。
中学以降になると、その格差が一気に噴出してきます。
特に 中1の2学期から 中2の2学期の間に
気づくことが多くなります。
小学生のうちは「まぁまぁ」の成績が取れていたので
安心していたのですが、
中1の中頃からひどい点数を取ってくるようになります。
中1のこの時期にあわてる保護者の方が多いので、
この現象を「中1ショック」と言っています。
その時にわかる学力格差のことを
「中1ギャップ」と言います。
小学校では点差を出さないテストだったものが、
中学校では格差がでやすいテストになるため
一気に可視化されてくるのです。
「中1ショック」「中1ギャップ」に気づいても、
中学生に進学してしまうと
なかなかその対策をとることができません。
部活や定期テストの勉強で日々忙しく、
理解力のギャップを埋めるための勉強をする時間が取れません。
もしやれる時間が取れたとしても、
理解力育成・能力育成に力を入れている学習塾は少なく、
定期テストの勉強の指導しかしてくれないのが普通です。
結局、理解力のギャップが縮まらないまま
高校入試へと突入してしまいます。
理解力が不足している状態ですので、
勉強をしてもなかなか得点に結びつかず
思うような成果が出せなくなってしまいます。
逆を考えてみましょう。
学年相応、またはそれ以上の理解力が身についていると
どうなるのでしょうか。
先生の言っていることが「わかる」だけではありません。
基本的なことは教科書を読むだけで理解できます。
だから、さらに高度な学習内容に挑戦できたり、
疑問に思ったことを質問することができ、
さらに理解を深めることができます。
宿題などを家庭学習でやる時も、
教科書や解説を読むだけで理解できてしまうので、
発展的な問題まで自学で進めることができます。
簡単に理解できるので、学習スピードも速くなり、
勉強時間が短時間で済むようになります。
忙しい中学生活ですが、余裕をもって生活できるようになるのです。
この能力は高校受験でも大いに役立ち、
やればやった分だけ伸びるようになります。
上の図をご覧になってください。
ヒトの脳はかなりの量を記憶できます。
学校で習うことなどは、
簡単に入ってしまうほどだと聞いたことがあります。
容量は十分にあるのに、理解できないのは、どうしてでしょう。
20年以上、子供たちを教えてきて、私はこう感じています。
『脳の入り口の大きさが違う』
勉強が苦手な子は、
上の左図のように、脳の入り口が狭く、
うまく取り入れることができない
のではないでしょうか。
先生が
狭い入口に無理やり押し込んだり、
細かく刻んで入れているのです。
この入口が
学年相応の大きさに育っていれば、
学習内容をラクラクと自分で
取り込むことができるはずです。
私たちはこの入口が理解力・思考力だと考えています。
一般的な学習塾・個別指導塾がやっているのは
わかりやすく、細かくちぎって説明して
狭いままの入口に入れることだけをしています。
それは それで 悪くはないのですが、
いつまでも誰かに
細かくちぎってもらっていては
入口はいっこうに広くなりません。
勉強内容は学年が上がるごとに 難しくなりますから、
結局 この先ずっと
誰か教えてくれる人を頼った勉強を
しなくてはならなくなります。(塾依存症?)
誰かに頼る勉強をしてきた子供は、
考えることを嫌う傾向があり、
社会に出ても頼った姿勢が残りがちです。
自分の身に起こった問題に対して、
自分で状況を理解し、解決の糸口を考え、
解決する能力・姿勢が育たず、
社会に出ても、誰かを頼ることになります。
社会で他の人を頼れば、お金がかかるわけですし、
その前に他人の人生をとやかく心配してくれる
おせっかいな人はいませんから、
自分で自分の人生を考えられなくなると
社会的弱者に陥る危険性もはらんできます。
手取り足取りで子供のためにとやってきたことが、
ここで大きなしっぺ返しとなって戻ってくるのです。
どうしたらよいのでしょう。
・脳の育ちざかりは一生のうちこの時期だけ
・中学以降は理解力を育てる時間が取りづらい
・理解力は中学以降に必要になる
・小学校の勉強だけでは理解力育成は不完全
だから、
実は小学生のうちが最後のチャンスなのです。
何をすればいいのかと言うと
小学校では指導してくれない
理解力・思考力を育てるための勉強をさせましょう。
小5だからと言って、小5レベルから始める必要はありません。
小5の生徒であれば、小2・3レベルからはじめて
小学校卒業までに
少しずつ追いついていけばいいのです。
自分のレベルより一歩前の思考力育成問題をやらせるのは
別の理由もあります。
「わかった」 「できた」 の感動を味わいやすくなるので、
考える勉強、理解する勉強の楽しさをつかむことができるのです。
考える勉強・理解する勉強をとおして、
学年相応、またはそれ以上の理解力を身に付けると
中学以降の学習が本当にラクになります。
部活の合間を縫って、上手に時間を使えるようになり
自立した中学生になることも可能です。
思考力・理解力の育成指導を開始して以来、
躍進館では 優秀な生徒さんが増えました。
全国模試で10番台の生徒さんや
県内で7位になった生徒さん、
偏差値70台の生徒さんなど、
思考力の学習をさせていなかった時には
考えられないほどの
学習成果がでてきています。
躍進館の思考力育成指導は
エリート育成が目的ではありません。
1人ひとりの理解力の入り口を
今よりも少しずつ広げて、
自分で学んでいける子を育てていくことが
一番の目的です。
自分の道を自分の足でしっかり歩んでいく
幸せな若者になってほしいですね。
ぜひ、一度どんなことをしているのか、
見学にいらっしゃってください。
最後に、アドバイスです。
思考力・理解力を育てたいのであれば、
授業形式や 教え込みすぎる個別指導はやめたほうが良いです。
どちらも、考えさせたいのに、
考える前に教えこむ指導です。
躍進館が学びを柱にした指導をしているのは
思考力・理解力を育てるためでもあります。
思考力・理解力育成なら躍進館をお勧めします。
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