脳科学 前頭前野の発達

 ヒトの脳は8歳までに大人の脳の90%以上の大きさまで成長してしまうそうです。これだけを聞くと、「8歳までで頭の良い悪いが決まってしまうの!?」と思ってしまいますよね。でも、そうではなさそうです。

 

 脳には前頭前野という部分があります。ちょうどおでこのあたりです。

この前頭前野というところは、人間らしさをつかさどっているといいます。そして、集中力、記憶力、思考力、やる気など、勉強に対してとても重要な役割を持っている部位でもあります。まさに「勉強脳」と言ってもいいくらい重要なところです。

 

 その勉強をつかさどる前頭前野の成長期は3つに分かれていて、20才くらいまで成長を続けるそうです。ただ、成長期があり、急激に成長する時期が2つあることがわかっています。(発達時期には個人差があります)

0~3才に急激に発達

4~12才までの発達はゆっくり

12才以降また急激に発達する

勉強をつかさどる部分は20才まで成長するのですから、頭の良い悪いはまだまだこれからとも言えますね。特に12才以降急激に発達するので、小学5・6年から中学生、高校生にかけては、前頭前野の鍛え時ですね。その時期に鍛えないと、一生小学生低学年なみなんてことも。。。。

 

脳はよくできているようで、前頭前野が緩やかに発達する4~12才ごろには脳の側頭葉という部分が発達するそうです。

 

この側頭葉というのは語彙力(知っている言葉の数)をつかさどっているそうです。前頭前野が発達し、論理的な思考ができるようになる前に、必要な語彙力を増やす側頭葉が発達するようになっているのです。脳は理にかなった成長をするものなのですね。

 

この側頭葉は小さいうちから大人と同じような働きをするので、語彙数を覚えさせる勉強は比較的早い段階からさせることができるようです。早期教育をするならまずは「語彙量を増やす」が良いようです。

 

中学受験生は小5・6までに高校生に匹敵する圧倒的な語彙数を身に付けます。そのため、中学生、高校生 顔負けの論理思考力、情報処理能力を身に付けてしまう生徒が出てきます。彼らを指導していると、語彙量が論理思考の育つ土台を育てているのだと改めて感じます。

 

 小1~4は語彙力増強を中心に指導し、小4・5あたりから論理思考育成の指導を開始。小5以上は語彙力増強+論理思考力育成を同時進行で指導する。脳の発達から考えると、これが一番良い指導になりそうです。

 

 論理思考育成のために小4あたりからGT国語、中学受験国語、中学生以上は夏期講習などで国語線引き指導を受講なさるとよろしいかと思います。

 

 語彙力を増やす教材は現在漢字トレーニングがベストですが、今後もっと漢字以外の語彙数を増やせる教材を検討していきたいと思います。

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